元気ではある
たまに中学校の担任から、様子はどうですか?と聞かれる
私は大体、元気にはしてますよ、と答える
世に言う元気な不登校である
家族と会話もするし外出もできるし笑ったりもする
はたから見たら不登校とはなかなかわからないだろう
だが当たり前に元気なわけではない
本人の努力と家族の粘り強いサポートがあってこその空元気だと思う
たまにバランスが崩れて大喧嘩になることだってあるし癇癪を起こすことも多々ある
当たり前の元気ではない
高校生のお兄ちゃんだって不登校の弟について悩んでいないはずはないだろうし
末っ子からみれば毎日ママと家にいるお兄ちゃんが羨ましくないはずない
妻だって以前のような生活はできないからストレスもたまるだろうし
私も不登校次男の事を心配しない日はない
家族みんながギリギリのバランスで成り立っている元気
いまの次男坊の不登校を家族みんなが認めたから成り立っている
もはや学校に行かせる事が目的ではなく
いかに元気に健康に義務教育期間をやり過ごすか
精神面の健康を守るか
その一点に努力する
不登校が不安じゃないと言えば嘘になるが
義務教育終了後から始まる新たなスタートへ向けて準備する方が大事
高校とか通信高校とか中卒から就職とか
今ではなく未来に向けての話をする
そりゃ他の子のように当たり前に学校生活ができれば良いがそうではなかった
ただそれだけのこと
そう思えるまでにすでに一年を費やした
あと二年しかない
さあどうするか
決めるのはこの子だが
しっかり学校に通っている子たちより選択肢が少なくなるのは事実
その中でまた元気でいられるような最善の選択ができたら良いかな